家族葬の大きなメリットのひとつと言えば、心ゆくまで故人とお別れができると言う点です。昔ながらの葬儀では、参列者だけでなく、手伝いの人もたくさんいます。どうしても応対に追われることになり、故人とのお別れが十分にできないことも少なくありません。
その点、家族葬に参列するのは、故人をよく知っていて、心から冥福を祈る人たちばかりです。悲しみを共有することが容易なので、心身の負担も軽いでしょう。参列する人数も多くないので、応対に追われると言うことはありません。
故人とのお別れの時間をたっぷりと設けることができます。最近は、こじんまりとした葬儀を希望する人が、全体の6割を超えました。多少お金がかかっても、立派な式をしてほしいと言う人はかなり少なくなっています。日本人の葬式に対する考え方は、かなり変わりました。
葬儀というと、告別式などの専用の会場を貸しきって、たくさんの参列者を招き、故人をしのぐという方法が一般的となっていますが、たくさんの参列者を招き、告別式を行うという方法が苦手、あまり大がかりな方法を望んでいないという方も少なくありません。
告別式やたくさんの参列者を招くのではなく、少ない人数や家族のみに見送ってほしいと考えている場合には家族葬という方法がよく行われています。家族葬という方法では、家族のみが参加をして故人を見送るという方法の葬儀となっていることや、告別式をせずに火葬を終えると、家族のみの焼香や納骨などの流れへと移すことができるので、こじんまりとした方法で見送ってほしいという希望者に人気の方法となっていることや、費用をあまりかけたくないと考えている人に人気で、よく行われている方法となっています。
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